やりたいことが分からない。
家族や友人との関係が上手く行かない。
なかなか貯金ができない。
なんか分からないけど生き辛い。
人は何かしらの悩みを抱えて生きています。
全く悩みが無く100%幸せだという方が珍しいでしょう。
そもそも悩みとは何なのでしょうか?
目には見えないが確実に私たちを苦しめるモノとして存在する悩み。
本記事はその悩みの正体を明らかにすることを目的とします。
言葉の定義
まず悩みの定義を明確にします。
悩みとは辞書で調べてみると
精神的に苦痛・負担を感ずること。そう感じさせるもの。
ここでポイントとなるのが「心が苦しい」という現象は結果だということです。
結果の前には必ず原因が存在します。
ではその原因とは何でしょうか?
悩みの原因とは?
悩みの原因を探るうえで考察したい問いがあります。
それは同じ出来事でも悩む人、悩まない人が居るということです。
具体例①
例えば、目の前のコップに半分の水が入っているとします。
この水を見てあなたはどう思うでしょうか?

ポジティブなAさんは「やった、まだ半分も入っている!」と捉えるでしょう
一方でネガティブなBさんは「もう半分しか残っていない」と考えるかもしれません。
何が言いたいかというと同じ事実に悩む人とそうでない人がいます。
つまり悩みの正体とはその人がどう思考するかなのです。
そして思考の元となるのが思い込みです。
今回の例で行くとAさんは有るもの。Bさんは無いものに目を向けています。
具体例②
もう一つ例を上げます。
私は大学生のときにフィリピンに留学し猛勉強の末
留学3ヵ月目でTOEIC800点を達成しました。
しかし満足するどころかまだ足りない。
もっと勉強が必要だと自分を追い込みました。
一方で周りの同期からはTOEICなんて800点あれば充分では
と不思議がられていました。
そう、私はTOEIC800点という事実に悩んでいたのでは無く
完璧な英語を身に着けないといけないという思い込み
そしてそのフィルターを通して作られる思考に悩んでいたのです。

まとめ
人は事実ではなく思い込みによって作られる思考に悩みます。
そしてその思考の原因は思い込みです。
悩みを解決するための第一歩は、自分の思い込みに気付くことです。
逆に言えば思い込みに気付くことが出来れば、実は問題の大方は解決しているのです。